打撲・捻挫
交通事故のあと、打撲や捻挫をこう考えて放っておかれる方がとても多いです。骨が折れていない、レントゲンで異常がない、と言われればなおさらだと思います。
ですが、打撲も捻挫も、体の中では組織が傷ついています。筋肉の中で内出血が起きていたり、関節をつないでいる靭帯が引きのばされて傷ついていたりします。
そして厄介なのは、そのまま固まってしまうことです。傷んだところがかたい組織に置きかわると、動きが戻りにくくなります。
このページでは、中で何が起きているのかと、当院がどの時期に何をして回復に導くのかを順にご説明します。
「たいしたことない」が一番あぶない
事故のあと、痛いのは首だけ。ひざや胸は少し痛いけれど動ける。——こういうとき、打撲や捻挫は申告されないまま流れてしまいがちです。
ところが数週間たって、ひざが正座できない、腕が上がらない、深呼吸で胸が痛むと気づく方がいらっしゃいます。その時点で申告しても、事故との関係を説明する手間が増えてしまいます。
当院では初回に、どこを、どうぶつけて、今どこが痛むのかをひととおり確認して記録します。

少しでも気になるところは、その場で全部教えてください。
打撲と捻挫、中で起きていること

打撲は「筋肉の中の内出血」です
打撲は、皮ふの表面だけの問題ではありません。筋肉の線維が押しつぶされ、その中で出血が起きています。あざとして見えるのは、その血が皮ふの近くまで上がってきたぶんだけです。
シートベルトが当たった胸やお腹、ドアにぶつけた肩やひざ、ハンドルに当てた手首——見た目が軽くても、中では深いところまで傷んでいることがあります。
捻挫は「靭帯が傷ついた」状態です
捻挫は「ひねった」という出来事の名前ではなく、関節をつないでいる靭帯が、引きのばされて傷ついた状態を指します。事故では、踏ん張った足首やひざ、とっさに支えた手首に起きやすいところです。
靭帯は、関節を安定させるだけでなく、関節がいまどのくらい曲がっているかを脳に知らせるセンサーも持っています。ここが傷つくと、力は入るのにぐらつく、踏ん張りがきかないという状態になります。
放っておくと、かたさが残ります
傷ついた組織は、そのまま元どおりに戻るわけではありません。体はひとまず塞ぐために、もとの組織より伸び縮みしない「かたい組織」で埋めます。
この時期に動かさないままでいると、かたいまま固まります。痛みは引いたのに、曲げきれない・伸ばしきれないという状態が残るのはこのためです。事故から数か月たって「そういえば戻っていない」と気づく方がいらっしゃいます。
患部は安静にしながら、その周りはその時期に見合った範囲で動かしていくほうが、組織はきちんと治る——という考え方です。じっとしているだけでは、かたさが残ります。
強く揉めば早く治る、ということはありません。どの時期に何をするかで、経過が変わってまいります。
痛みが取れたら終わり、ではありません。感覚と支える力を戻すところまでが回復です。
交通事故による打撲・捻挫の治療法
打撲や捻挫に対して、当院がどの時期に、どこへ、何をするのかをご説明します。同じ打撲でも、時期によってやってよいことが変わります。
お身体の状態によって、やることが変わります
同じ症状でも、原因になっている場所と、その時期の状態で必要な施術は変わります。はじめに状態を確かめたうえで組み立てます。
実際にはこれらを組み合わせます。毎回同じことをくり返すわけではありません。
6つの治療法を、お身体ごとに組み合わせます

| 治療法 | この症状での使い方 |
|---|---|
| 手技 | 腫れが引いてきた時期から。患部そのものより、かばって硬くなった周囲から順にゆるめます |
| ハイボルテージ(高電圧) | 事故直後から使えます。内出血と炎症が強い深いところへ届かせます |
| 微弱電流 | 痛みが強い時期に。刺激はほとんど感じません。腫れの引きを助けることもねらいます |
| 超音波 | 細かい振動で、傷んだ組織の修復を後押しします |
| 深部温熱 | 炎症が落ち着いてから。かたくなった深い層を温めて、伸び縮みしやすくします |
| リハビリ・可動域訓練 | 曲げ伸ばしの範囲を戻し、支える力とバランスの感覚まで取り戻します |
回復までの3つの時期
事故のケガは、お身体の状態に合わせて、適切な施術を適切なタイミングで行うことが何より大切だと考えております。
回復の段階によって、必要な施術は変わってまいります。

体のつくりをふまえて、今どこに何が起きていて、次に何をするのかをご説明します。
見通しが見えていれば、通うこと自体の負担が違います。
自宅でできるセルフケアも、ご指導させていただきます
打撲や捻挫は、日常での使い方で経過が変わります。どこまで体重をかけてよいのか、いつからお風呂で温めてよいのか、どの動きはまだ避けたほうがよいのか——この判断を間違えると、せっかくの施術が無駄になってしまいます。その都度、今やってよいこと・まだ早いことをお伝えします。
お仕事の姿勢、寝るときの枕の高さ、通勤のお時間、画面をご覧になっている時間——どれも毎日積み重なってまいります。
そこで、生活での負担に対するセルフケアもご指導させていただきます。ご自身でもしっかりお身体をメンテナンスしていただけるところまで、お伝えしてまいります。
回復の鍵は「治療頻度 × 治療内容」
打撲と捻挫は、時期ごとにやることがはっきり変わります。炎症が強い時期に温めても、かたくなってから冷やしても、ねらった効果になりません。今どの時期にいるのかを、こまめに確かめながら進めてまいります。
間隔が空くと、かたくなった状態のまま次の時期に入ってしまいます。週1回と週3回では、戻り方が変わってきます。
補償のためというより、お体の状態を医学的に確認していただくためです。打撲や捻挫は、画像でないと分からない損傷が隠れていることがあります。
いつ行けばよいか、どう伝えればよいか迷われたときは、いつでもご相談ください。
当院で交通事故の施術を受ける5つのメリット
通院を続けられるかどうかで、回復の経過は変わります。当院に通っていただいている方に「来てよかった」と言っていただけるのは、だいたいこの5つです。
| 当院の特徴 | 内容 |
|---|---|
| お見舞金 | 最大20,000円を支給しています |
| 窓口負担 | 自賠責適用で0円。立て替えも不要です |
| 待ち時間 | ご予約いただければ待ち時間0で対応します |
| 病院との併用 | 通院しながらのご利用が可能です |
| 施術者 | 国家資格保有者が担当します |
| 受付時間 | 交通事故の方は夜20時まで。土曜も営業 |
| 駐車場 | 店舗裏に6台(終日利用可) |
よくあるご質問
Q. レントゲンで「骨に異常なし」と言われました。それでも通う意味はありますか?
Q. 打撲は放っておけば治りませんか?
Q. 痛いところを自分で揉んでもいいですか?
Q. 安静にしていたほうがいいのでしょうか?
Q. いつからお風呂で温めていいですか?
Q. 捻挫のあと、ぐらつく感じが残っています。
Q. 事故のあと少し経ってから痛みに気づきました。今からでも見てもらえますか?
Q. どのくらいのペースで通えばいいですか?
Q. 病院に通いながら、こちらも利用できますか?
Q. 窓口でお金を払う必要はありますか?
「ぶつけただけ」で終わらせないでください
- 打撲は筋肉の中の内出血、捻挫は靭帯の損傷です
- 傷んだところはかたい組織に置きかわります。動かさないままだと、かたいまま固まります
- 新しい打撲を強く揉むのは逆効果です。時期に合わせて内容を変えてまいります
- 安静にするだけではなく、その時期に見合った負荷をかけていくほうがきちんと治ります
- 捻挫のあとは支える感覚も落ちています。痛みが取れて終わりにしないでください
- 痛むところは最初に全てお伝えください。日が経つほど事故との因果関係は弱まります

気になるところは、遠慮なく全部教えてください。
TEL 0568-70-2801
交通事故の方の受付 平日 9:30〜12:30 / 15:00〜20:00 土 9:30〜13:30
日曜定休・祝日は通常営業(第二・第四月曜は定休)
駐車場 店舗裏に6台(終日利用可)/店舗前に共有駐車場あり
※交通事故の方は20時まで受付可能です。
保有資格:柔道整復師
内容確認日:
参考にした研究・資料(3件)
- Bleakley CM, Glasgow P, MacAuley DC. PRICE needs updating, should we call the POLICE? Br J Sports Med. 2012;46(4):220-221.
- Beiner JM, Jokl P. Muscle contusion injury and myositis ossificans traumatica. Clin Orthop Relat Res. 2002;(403 Suppl):S110-S119.
- Hertel J. Sensorimotor deficits with ankle sprains and chronic ankle instability. Clin Sports Med. 2008;27(3):353-370.




