事故後の倦怠感
事故のあと、こうしたご相談をよくいただきます。痛みのように場所を指させないぶん、まわりに伝わらず、ご自身でも「気のせいかも」と思ってしまう——だるさは、そういうつらさです。
事故のあとの倦怠感は、珍しいものではありません。むち打ちの方の症状をまとめた研究では、もっとも強い症状として「疲労」と「痛み」が挙げられ、もっとも困るものとして「眠りの問題」が挙がっています。
そして、だるさには抜け出しにくい負の連鎖があります。このページでは、その連鎖がどうできているのかと、当院がどこからその連鎖を断つのかを順にご説明します。
「気のせい」でも「怠け」でもありません
だるさは、レントゲンにもMRIにも写りません。熱もなければ、腫れてもいない。だからこそ誰にも分かってもらえないまま抱えてしまう方が多い症状です。
症状が長引いた方を調べた報告でも、睡眠の乱れが44%、疲れやすさが40%に見られています。
だるさは、事故のあとに起きる症状のひとつとして、きちんと知られているものです。
だるさは、体が回復しきれていないサインです。施術の組み立てを変える材料になりますので、遠慮なくお話しください。

そこも含めて体の状態ですので、聞かせてください。
だるさが抜けない「負の連鎖」

事故のあとのだるさは、ひとつの原因では説明できません。いくつかの要素がつながって、お互いを強め合っています。
① 痛みで、眠りが浅くなる
首や肩が痛むと、寝返りのたびに目が覚めます。寝つきも悪くなります。眠りが浅いと、体を作り直す時間が足りなくなります。
痛いから眠れない、だけではありません。眠れないから、痛みがより強く感じられるのです。
② 回復しきらないまま、朝が来る
体の修復は、眠っているあいだに進みます。そこが足りないまま朝を迎えると、前の日の疲れを持ち越したまま1日が始まります。これが積み重なると、寝ても取れないだるさになります。
③ だるくて動けない → ④ 動かないから固まる
だるいと、体を動かす気になれません。ですが動かない時間が長いほど、首や肩はかたくなります。かたくなれば痛みが続き、その痛みでまた眠れなくなる。これによる負の連鎖で、痛みのループにはまってしまうのです。
当院がまずアプローチするのは、「痛みで眠れない」と「動かないから固まる」の2か所です。この2つは、施術で直接変えられるところだからです。
事故のあと、体が休めなくなる理由
もうひとつ、知っておいていただきたいことがあります。事故そのものが、体にとって強いストレスだということです。
体が「緊張したまま」になります
ぶつかる瞬間、体は身を守ろうとして一気に緊張します。この反応は本来すぐ収まるものですが、事故のあと、緊張したままなかなか戻らない方がいらっしゃいます。
気が張ったまま、眠りが浅いまま、肩に力が入ったまま。休んでいるつもりでも、体は休めていません。だるさが抜けないのは、このためでもあります。
心と体は分けられません。だるさを「気持ちの問題」として片づけてしまうと、体の回復も遅れます。
首の奥の筋肉も、休まず働いています
事故で首を痛めると、痛みをかばうために首の奥の筋肉が、休まず力を出し続ける状態になります。本来は必要なときだけ働く筋肉が、一日じゅう働いているのです。
これは、ずっと軽い筋トレをしているのと同じことです。疲れが抜けないのも無理はありません。ここをゆるめることは、だるさに対しても意味があります。
横になったまま受けられる施術もありますので、つらい日ほど、ご相談ください。
交通事故による倦怠感の治療法
事故のあとのだるさに対して、当院がどこからこの連鎖を断つのかをご説明します。だるさそのものではなく、その原因になっている場所にアプローチしていきます。
お身体の状態によって、やることが変わります
同じ症状でも、原因になっている場所と、その時期の状態で必要な施術は変わります。はじめに状態を確かめたうえで組み立てます。
実際にはこれらを組み合わせます。毎回同じことをくり返すわけではありません。
6つの治療法を、お身体ごとに組み合わせます

| 治療法 | この症状での使い方 |
|---|---|
| 手技 | 首の奥、後頭部の下、肩甲骨まわり。かばって働き続けている筋肉を休ませることをねらいます |
| ハイボルテージ(高電圧) | 夜に目が覚めるような、深いところの痛みへ届かせます |
| 微弱電流 | だるさが強い日でも受けられます。高ぶった神経を落ち着かせることをねらいます |
| 超音波 | 細かい振動を組織に伝え、傷んだところの回復を助けます |
| 深部温熱 | 首や肩の深い層を温めます。体が温まると力が抜けやすくなります |
| リハビリ・セルフケア | 動かせる範囲を戻し、負荷の上げ方と眠りの整え方までお伝えします |
回復までの3つの時期
事故のケガは、お身体の状態に合わせて、適切な施術を適切なタイミングで行うことが何より大切だと考えております。
回復の段階によって、必要な施術は変わってまいります。

体のつくりをふまえて、今どこに何が起きていて、次に何をするのかをご説明します。
見通しが見えていれば、通うこと自体の負担が違います。
自宅でできるセルフケアも、ご指導させていただきます
だるさは、眠りと日中の過ごし方で大きく変わります。寝る前にスマホを見ていないか、枕の高さが合っているか、調子のいい日に頑張りすぎて翌日つぶれていないか——こうしたことを伺ったうえで、今日から変えられることをお伝えします。調子のいい日ほど少し加減しておくと、翌日が楽になりやすいです。
お仕事の姿勢、寝るときの枕の高さ、通勤のお時間、画面をご覧になっている時間——どれも毎日積み重なってまいります。
そこで、生活での負担に対するセルフケアもご指導させていただきます。ご自身でもしっかりお身体をメンテナンスしていただけるところまで、お伝えしてまいります。
回復の鍵は「治療頻度 × 治療内容」
だるさは、連鎖が止まった状態を保ち続けることで抜けていきます。1回断てても、間が空けばまた同じ連鎖が始まります。眠れる日が続くこと、動ける日が続くこと——その積み重ねが効いてきます。
そしてその日の状態に合わせて内容を変えること。つらい日は横になったままできる施術に切り替え、動ける日は範囲を広げる。同じことをくり返すより、そのほうが結果的に早いです。
補償のためというより、お体の状態を医学的に確認していただくためです。強いだるさが続く場合、ほかの原因が隠れていることもあります。
いつ行けばよいか、どう伝えればよいか迷われたときは、いつでもご相談ください。
当院で交通事故の施術を受ける5つのメリット
通院を続けられるかどうかで、回復の経過は変わります。当院に通っていただいている方に「来てよかった」と言っていただけるのは、だいたいこの5つです。
| 当院の特徴 | 内容 |
|---|---|
| お見舞金 | 最大20,000円を支給しています |
| 窓口負担 | 自賠責適用で0円。立て替えも不要です |
| 待ち時間 | ご予約いただければ待ち時間0で対応します |
| 病院との併用 | 通院しながらのご利用が可能です |
| 施術者 | 国家資格保有者が担当します |
| 受付時間 | 交通事故の方は夜20時まで。土曜も営業 |
| 駐車場 | 店舗裏に6台(終日利用可) |
よくあるご質問
Q. 事故のあと、だるさが抜けません。事故と関係ありますか?
Q. 痛みの相談に行って、だるさの話をしてもいいのですか?
Q. 寝ても疲れが取れないのはなぜですか?
Q. 眠れないのは痛みのせいですか?
Q. だるいときは、動いたほうがいいのですか?
Q. 気持ちの問題だと言われました。
Q. 調子のいい日に動きすぎて、翌日つぶれます。
Q. だるさが強い日は、施術を休んだほうがいいですか?
Q. 病院に通いながら、こちらも利用できますか?
Q. 窓口でお金を払う必要はありますか?
だるさは、体が回復しきれていないサインです
- むち打ちでは疲労と痛みがもっとも強い症状。眠りの問題は66%に見られました
- だるさには負の連鎖があります。痛みで眠れない→回復しきらない→動けない→固まる→また痛む
- 眠りが乱れると、翌日の痛みが強くなります。逆方向だけではありません
- 事故直後の強いストレス反応は、1年後の経過にも関わっていました
- 首の奥の筋肉が休まず働き続けていることも、だるさの一因です
- つらい日は無理に動かなくて大丈夫です。その日にできる形に切り替えます

だるさも、体の状態のひとつです。遠慮なく教えてください。
TEL 0568-70-2801
交通事故の方の受付 平日 9:30〜12:30 / 15:00〜20:00 土 9:30〜13:30
日曜定休・祝日は通常営業(第二・第四月曜は定休)
駐車場 店舗裏に6台(終日利用可)/店舗前に共有駐車場あり
※交通事故の方は20時まで受付可能です。
保有資格:柔道整復師
内容確認日:
参考にした研究・資料(3件)
- Farrell SF, et al. The symptom profile of people with whiplash-associated disorder – A mixed-method systematic review. Musculoskelet Sci Pract. 2024.
- Finan PH, Goodin BR, Smith MT. The association of sleep and pain: an update and a path forward. J Pain. 2013;14(12):1539-1552.
- Kongsted A, et al. Acute stress response and recovery after whiplash injuries. A one-year prospective study. Eur J Pain. 2008;12(4):455-463.




