関節の痛み(腕・足)
事故のあと、首や腰ではなく腕や足の関節のつらさでご相談に来られる方がいらっしゃいます。最初は首に気を取られていて、あとから気づいたという方も多いです。
腕や足の痛みには、大きく2つの道すじがあります。
①その関節そのものが傷んでいる場合と、②首や腰から、はなれた場所に痛みやしびれが出ている場合です。
どちらなのかで、さわる場所がまったく変わります。ひざが痛いのにひざだけ触っていても、変わらないことがあるのはこのためです。
このページでは、何が起きているのかと、当院がどこをどう確かめて、何をするのかを順にご説明します。
事故のケガは、首だけではありません
交通事故というと、むち打ち——首の症状が思い浮かぶと思います。ですが実際には、首以外の場所も同時に痛めていることのほうが普通です。
首の動かしにくさは72%、眠りの問題は66%。むち打ちは「首だけの症状」ではない、ということがはっきり示されています。
それでも腕や足のことが伝わらないまま進んでしまうのは、事故直後はいちばん痛いところしか意識に上らないからです。首の痛みが少し落ち着いてきたころに、「そういえば肩が上がらない」「ひざが正座できない」と気づかれます。
はじめから記録のある症状のほうが、話が通ります。
当院では初回に、どこをどうぶつけたか、今どこが痛むかをひととおり確認して記録します。少しでも気になるところは、遠慮なく全部お伝えください。

大げさかなと思うところこそ、教えてください。
腕や足の痛み、2つの道すじ

① 関節そのものが傷んでいる
ぶつけた、ひねった、とっさに支えた——その関節の靭帯・筋肉・関節を包む袋(関節包)が傷んでいる状態です。
この場合、その関節を動かしたときにはっきり痛む、押すと痛い場所が決まっている、腫れや熱をもっているといった特徴が出ます。
② 首や腰から、はなれた場所に出ている
腕や足に向かう神経は、首や腰の背骨から出ています。事故でそのあたりを痛め、神経の通り道がせまくなったり、まわりの筋肉がこわばって神経を締めつけたりすると、神経が向かう先である腕や足に、痛みやしびれとして出てきます。
この場合は、ひじやひざを押しても痛い場所がはっきりしない、しびれや、だるさを伴う、首や腰の向きを変えると症状が変わるといった特徴が出ます。
「ひじが痛いのに、ひじには何もない」というとき、見るべき場所は首のほうにあります。
ここを間違えると、いくら通っても変わりません。
※交通事故の方は夜20時まで受付可能
事故で関節が痛む、よくある形
当院でよく伺うのは、このあたりです。
| 部位 | 事故での起こり方 | 出やすい症状 |
|---|---|---|
| 肩 | シートベルトで押さえられる/とっさにハンドルを強く握る | 腕が上がらない、後ろに回せない、夜に痛む |
| ひじ・手首 | ハンドルを握ったまま衝撃を受ける/とっさに手をつく | 力が入らない、ひねると痛い、握りにくい |
| ひざ | ダッシュボードにひざが当たる/踏ん張る | 正座ができない、階段で痛む、ぐらつく |
| 足首 | ブレーキを強く踏み込む/足をひねる | 体重をかけると痛い、踏ん張りがきかない |
| 股関節・腰 | 座ったまま骨盤ごと衝撃を受ける | 長く座れない、足のつけ根が痛い、足がしびれる |
けがの直後の対応は、長く安静(RICE)と教えられてきましたが、2012年に「安静」を「適切な負荷」に置きかえるべきだという提案が出され、POLICEという考え方が広まりました。
守りながら、その時期に見合った範囲で動かしていくことが必要です。
とくに肩とひざは、数週間放っておくと動く範囲が戻りにくくなる場所です。痛みが引いたのに「上がりきらない」「正座ができない」が残るのは、この時期に動かせていなかったことが大きいです。
交通事故による関節の痛みの治療法
腕や足の関節の痛みに対して、当院がどこを確かめて、何をするのかをご説明します。関節そのものなのか、首や腰から来ているのかで、やることが変わります。
お身体の状態によって、やることが変わります
同じ症状でも、原因になっている場所と、その時期の状態で必要な施術は変わります。はじめに状態を確かめたうえで組み立てます。
実際にはこれらを組み合わせます。毎回同じことをくり返すわけではありません。
6つの治療法を、お身体ごとに組み合わせます

| 治療法 | この症状での使い方 |
|---|---|
| 手技 | 痛む関節そのものだけでなく、首・肩甲骨・骨盤まわりまで含めて確かめながらゆるめます |
| ハイボルテージ(高電圧) | 事故直後から使えます。腫れや炎症が強い深いところへ届かせます |
| 微弱電流 | しびれや神経由来の痛みが強いときに。高ぶった神経を落ち着かせることをねらいます |
| 超音波 | 細かい振動で、傷んだ靭帯や筋肉の修復を後押しします |
| 深部温熱 | 炎症が落ち着いてから。肩やお尻のように厚みのある場所の深い層を温めます |
| リハビリ・可動域訓練 | 上がる・曲がる範囲を戻し、支える力とバランスの感覚まで取り戻します |
回復までの3つの時期
事故のケガは、時期によってやることが変わります。同じことをずっと続けるわけではありません。

体のつくりをふまえて、今どこに何が起きていて、次に何をするのかをご説明します。
見通しが見えていれば、通うこと自体の負担が違います。
自宅でできるケアもお伝えします
腕や足の関節は、毎日の使い方がそのまま経過に出ます。どこまで体重をかけてよいのか、どの高さまで腕を上げてよいのか、仕事でどの動きを避けたほうがよいのか——ここを外すと、施術のたびに振り出しに戻ってしまいます。今やってよいこと・まだ早いことを、その都度お伝えします。
お仕事の姿勢、寝るときの枕の高さ、通勤の時間、画面を見ている時間——どれも、体には毎日効いてきます。
施術で整えても、負担のかかり方が変わらなければ元に戻ります。思い当たることがあれば、教えてください。そこが変われば、回復はぐっと早くなります。
回復の鍵は「治療頻度 × 治療内容」
関節の動く範囲は、広げても、間が空けばまた戻ります。せっかく上がるようになった肩が、2週間空いたらまた同じところで止まる——これは実際によく起きます。
そしてその日の状態に合わせて内容を変えること。腫れが残っている日に無理に広げれば痛みが強くなりますし、かたくなってきた時期に守ってばかりでは範囲が戻りません。今どの時期にいるのかを、こまめに確かめながら進めます。
補償のためというより、お体の状態を医学的に確認していただくためです。関節は、画像でないと分からない損傷が隠れていることがあります。
いつ行けばよいか、どう伝えればよいか迷われたときは、いつでもご相談ください。
当院で交通事故の施術を受ける5つのメリット
通院を続けられるかどうかで、回復の経過は変わります。当院に通っていただいている方に「来てよかった」と言っていただけるのは、だいたいこの5つです。
| 当院の特徴 | 内容 |
|---|---|
| お見舞金 | 最大20,000円を支給しています |
| 窓口負担 | 自賠責適用で0円。立て替えも不要です |
| 待ち時間 | ご予約いただければ待ち時間0で対応します |
| 病院との併用 | 通院しながらのご利用が可能です |
| 施術者 | 国家資格保有者が担当します |
| 受付時間 | 交通事故の方は夜20時まで。土曜も営業 |
| 駐車場 | 店舗裏に6台(終日利用可) |
よくあるご質問
Q. 事故で首をやったのに、なぜ腕や足が痛むのですか?
Q. ひざを触ってもらっても変わりません。
Q. レントゲンで「異常なし」と言われました。
Q. 痛いので動かさないようにしています。これでいいですか?
Q. 肩が上がらなくなってしまいました。今からでも戻りますか?
Q. しびれがあります。整骨院で見てもらえますか?
Q. 事故のあと少し経ってから痛みに気づきました。今からでも見てもらえますか?
Q. どのくらいのペースで通えばいいですか?
Q. 病院に通いながら、こちらも利用できますか?
Q. 窓口でお金を払う必要はありますか?
痛む場所と、原因のある場所は違うことがあります
- むち打ちの方の75%に肩の痛み。事故のケガは首だけではありません
- 腕や足の痛みには2つの道すじがあります(関節そのもの/首や腰から)
- どちらなのかで、さわる場所が変わります。切り分けにいちばん時間をかけます
- 動かさないでおくと、動く範囲が戻らなくなります。とくに肩とひざ
- 安静にするだけではなく、その時期に見合った範囲で動かしていくことが必要です
- 痛むところは最初に全部お伝えください。記録があるほど話が通ります

おひとりで判断しなくて大丈夫です。まず確かめさせてください。
※交通事故の方は夜20時まで受付可能
- Farrell SF, et al. The symptom profile of people with whiplash-associated disorder – A mixed-method systematic review. Musculoskelet Sci Pract. 2024.
- Farrell SF, et al. Nerve pathology and neuropathic pain after whiplash injury: a systematic review and meta-analysis. Pain. 2023.
- Bleakley CM, Glasgow P, MacAuley DC. PRICE needs updating, should we call the POLICE? Br J Sports Med. 2012;46(4):220-221.
TEL 0568-70-2801
受付 平日 9:30〜12:30 / 15:00〜20:00 土 9:30〜13:30
日曜定休・祝日は通常営業(第二・第四月曜は定休)
駐車場 店舗裏に6台(終日利用可)/店舗前に共有駐車場あり



