関節の痛み(腕・足)

結論からお伝えします
肩が上がらない。ひじが伸びきらない。ひざが曲げにくい。手首に力が入らない。

事故のあと、首や腰ではなく腕や足の関節のつらさでご相談に来られる方がいらっしゃいます。最初は首に気を取られていて、あとから気づいたという方も多いです。

腕や足の痛みには、大きく2つの道すじがあります。
①その関節そのものが傷んでいる場合と、②首や腰から、はなれた場所に痛みやしびれが出ている場合です。

どちらなのかで、さわる場所がまったく変わります。ひざが痛いのにひざだけ触っていても、変わらないことがあるのはこのためです。

このページでは、何が起きているのかと、当院がどこをどう確かめて、何をするのかを順にご説明します。
目次|読みたいところから読めます

事故のケガは、首だけではありません

交通事故というと、むち打ち——首の症状が思い浮かぶと思います。ですが実際には、首以外の場所も同時に痛めていることのほうが普通です。

首の痛み89%、肩の痛み75%
むち打ち関連障害の方の症状をまとめた系統的レビューでは、首の痛みが89%、肩の痛みが75%、頭痛が70%、腰や背中の痛みが約60%の方に見られました。
首の動かしにくさは72%、眠りの問題は66%。むち打ちは「首だけの症状」ではない、ということがはっきり示されています
出典:Farrell SF, et al. The symptom profile of people with whiplash-associated disorder – A mixed-method systematic review. Musculoskelet Sci Pract. 2024.

それでも腕や足のことが伝わらないまま進んでしまうのは、事故直後はいちばん痛いところしか意識に上らないからです。首の痛みが少し落ち着いてきたころに、「そういえば肩が上がらない」「ひざが正座できない」と気づかれます。

あとから出すより、最初に伝えるほうが通ります
数週間たってから申告すると、事故との関係を説明する手間が増えてしまいます。
はじめから記録のある症状のほうが、話が通ります
当院では初回に、どこをどうぶつけたか、今どこが痛むかをひととおり確認して記録します。少しでも気になるところは、遠慮なく全部お伝えください。
紺のスクラブを着たBTG整骨院のスタッフキャラクターが人差し指を立てて説明している様子
「首のことしか言っていませんでした」という方、本当に多いです。
大げさかなと思うところこそ、教えてください。

腕や足の痛み、2つの道すじ

腕や足の痛みの2つの道すじ。ひとつは関節そのものをぶつけたりひねったりして靭帯や筋肉が傷ついている場合、もうひとつは首や腰で神経の通り道がせまくなりはなれた場所に痛みやしびれが出る場合
関節そのものが傷んでいるのか、首や腰から離れた場所に出ているのか。どちらなのかで、さわる場所が変わります。

① 関節そのものが傷んでいる

ぶつけた、ひねった、とっさに支えた——その関節の靭帯・筋肉・関節を包む袋(関節包)が傷んでいる状態です。

この場合、その関節を動かしたときにはっきり痛む押すと痛い場所が決まっている腫れや熱をもっているといった特徴が出ます。

② 首や腰から、はなれた場所に出ている

腕や足に向かう神経は、首や腰の背骨から出ています。事故でそのあたりを痛め、神経の通り道がせまくなったり、まわりの筋肉がこわばって神経を締めつけたりすると、神経が向かう先である腕や足に、痛みやしびれとして出てきます。

この場合は、ひじやひざを押しても痛い場所がはっきりしないしびれや、だるさを伴う首や腰の向きを変えると症状が変わるといった特徴が出ます。

むち打ちのあとには、神経の問題も起こります
むち打ちのあとに神経の障害や、神経由来の痛みがどのくらい起こるかをまとめた系統的レビューとメタ分析があります。腕のしびれや痛みは、けっして珍しい訴えではありません。
「ひじが痛いのに、ひじには何もない」というとき、見るべき場所は首のほうにあります
出典:Farrell SF, et al. Nerve pathology and neuropathic pain after whiplash injury: a systematic review and meta-analysis. Pain. 2023.
当院が初回にいちばん時間をかけるのが、ここです
どの動きで痛むのか、押して痛い場所があるのか、首や腰の向きを変えると症状が変わるのか、左右で差があるのか——順に確かめて、①なのか②なのか、あるいは両方なのかを切り分けます
ここを間違えると、いくら通っても変わりません。
「これも事故と関係ある?」の確認だけでも大丈夫です
電話で相談する 0568-70-2801LINEで相談する(無料)
受付 平日9:30-12:30 / 15:00-20:00 土9:30-13:30
※交通事故の方は夜20時まで受付可能

事故で関節が痛む、よくある形

当院でよく伺うのは、このあたりです。

部位事故での起こり方出やすい症状
シートベルトで押さえられる/とっさにハンドルを強く握る腕が上がらない、後ろに回せない、夜に痛む
ひじ・手首ハンドルを握ったまま衝撃を受ける/とっさに手をつく力が入らない、ひねると痛い、握りにくい
ひざダッシュボードにひざが当たる/踏ん張る正座ができない、階段で痛む、ぐらつく
足首ブレーキを強く踏み込む/足をひねる体重をかけると痛い、踏ん張りがきかない
股関節・腰座ったまま骨盤ごと衝撃を受ける長く座れない、足のつけ根が痛い、足がしびれる
※これ以外の場所でも、気になるところはお伝えください。
「動かさないでおこう」が、一番かたさを残します
痛いから動かさない。動かさないからかたくなる。かたくなるから動かすと痛い——この悪循環に入ると、関節の動く範囲が戻らなくなります
けがの直後の対応は、長く安静(RICE)と教えられてきましたが、2012年に「安静」を「適切な負荷」に置きかえるべきだという提案が出され、POLICEという考え方が広まりました。
守りながら、その時期に見合った範囲で動かしていくことが必要です。

とくに肩とひざは、数週間放っておくと動く範囲が戻りにくくなる場所です。痛みが引いたのに「上がりきらない」「正座ができない」が残るのは、この時期に動かせていなかったことが大きいです。

交通事故による関節の痛みの治療法

腕や足の関節の痛みに対して、当院がどこを確かめて、何をするのかをご説明します。関節そのものなのか、首や腰から来ているのかで、やることが変わります

お身体の状態によって、やることが変わります

同じ症状でも、原因になっている場所と、その時期の状態で必要な施術は変わります。はじめに状態を確かめたうえで組み立てます。

ケース①
関節が腫れている・熱をもっている
→ アイシングと圧迫、ハイボルテージ(高電圧)
炎症が強い時期に強い手技を入れると悪化します。まず抑えることが先です
ケース②
その関節を動かすとはっきり痛む(①のタイプ)
→ 患部を守りながら、周囲の筋肉から手技でゆるめます
傷んだ靭帯や関節包そのものより、かばって固まった周囲からアプローチするためです
ケース③
しびれる・だるい。押して痛い場所がはっきりしない(②のタイプ)
→ 首や腰のほうを施術します。微弱電流と、神経のまわりの筋緊張をゆるめる手技
腕や足に向かう神経は首や腰から出ていて、そこで締めつけられているためです
ケース④
首や腰の向きを変えると症状が変わる
→ 背骨まわりの動きを取り戻す手技と可動域訓練
神経の通り道の状態が、姿勢や動きで変わっていることを示すサインだからです
ケース⑤
深いところがかたく、手では届かない
→ 深部温熱と超音波
肩やお尻のように厚みのある場所は、表面からでは届かないためです
ケース⑥
上がりきらない・曲げきれない動きが残っている
→ 可動域訓練とリハビリ。動かせる範囲を少しずつ広げます
肩とひざはとくに、動かさない期間が長いほど戻りにくくなるためです
ケース⑦
ぐらつく・力が入らない
→ 関節を支える力と、バランスをとる感覚を戻す運動
支える力が落ちたままだと、かばう動きが別の場所の痛みを生むためです

実際にはこれらを組み合わせます。毎回同じことをくり返すわけではありません。

6つの治療法を、お身体ごとに組み合わせます

BTG整骨院 春日井院の交通事故の治療法。手技、ハイボルテージ、微弱電流、超音波、深部温熱、セルフケア指導の6つをお身体の状態と時期に合わせて組み合わせる
手技・ハイボルテージ・微弱電流・超音波・深部温熱・セルフケア指導。お身体の状態と時期に合わせて組み合わせます。
治療法この症状での使い方
手技痛む関節そのものだけでなく、首・肩甲骨・骨盤まわりまで含めて確かめながらゆるめます
ハイボルテージ(高電圧)事故直後から使えます。腫れや炎症が強い深いところへ届かせます
微弱電流しびれや神経由来の痛みが強いときに。高ぶった神経を落ち着かせることをねらいます
超音波細かい振動で、傷んだ靭帯や筋肉の修復を後押しします
深部温熱炎症が落ち着いてから。肩やお尻のように厚みのある場所の深い層を温めます
リハビリ・可動域訓練上がる・曲がる範囲を戻し、支える力とバランスの感覚まで取り戻します
※感じ方や経過には個人差があります。その都度ご説明しながら進めますので、合わないものは無理に行いません。

回復までの3つの時期

事故のケガは、時期によってやることが変わります。同じことをずっと続けるわけではありません。

交通事故の回復は炎症期・拘縮期・回復期の3つの時期に分かれ、時期ごとに施術の内容が変わる。炎症期は電気と安静のとり方、拘縮期は手技と深部温熱、回復期はリハビリとセルフケア
回復には3つの時期があり、時期ごとに施術の内容が変わります。間隔が空くと、前の時期に戻ってしまいます。
1
炎症期(事故〜数日)|広げない・守る
腫れや熱がある時期です。冷却と圧迫、ハイボルテージや微弱電流が中心。強い手技は入れません。この時期でも、痛みの出ない範囲で動かせるところは確認しておきます。
2
拘縮期(数日〜数週間)|かたくなる前に動かす
腫れが引くと、今度は動く範囲が狭くなってきます。手技と深部温熱でゆるめながら、上がる・曲がる範囲を少しずつ広げます。肩とひざは、ここをやるかどうかで残り方が変わります。
3
回復期(数週間〜)|支える力を戻す
動く範囲が戻ってきたら、関節を支える力とバランスの感覚を戻す段階です。かばう動きが癖になっていることも多いので、そこも一緒に整えます。
今どの時期にいるのかを、その都度お伝えします
「あとどのくらいかかるのか」「今は何をしている段階なのか」が分からないまま通うのは不安だと思います。
体のつくりをふまえて、今どこに何が起きていて、次に何をするのかをご説明します
見通しが見えていれば、通うこと自体の負担が違います。

自宅でできるケアもお伝えします

腕や足の関節は、毎日の使い方がそのまま経過に出ます。どこまで体重をかけてよいのか、どの高さまで腕を上げてよいのか、仕事でどの動きを避けたほうがよいのか——ここを外すと、施術のたびに振り出しに戻ってしまいます。今やってよいこと・まだ早いことを、その都度お伝えします。

本当の原因は、生活の中にあるかもしれません
同じように施術を受けていても、戻り方に差が出ることがあります。その差は、毎日の過ごし方から来ていることが少なくありません。
お仕事の姿勢、寝るときの枕の高さ、通勤の時間、画面を見ている時間——どれも、体には毎日効いてきます
施術で整えても、負担のかかり方が変わらなければ元に戻ります。思い当たることがあれば、教えてください。そこが変われば、回復はぐっと早くなります。

回復の鍵は「治療頻度 × 治療内容」

事故後の回復を決めるのは
治療頻度×治療内容
どちらか一方だけでは足りません。必要なケアを、必要な間隔で続けられて初めて、体は変わっていきます。

関節の動く範囲は、広げても、間が空けばまた戻ります。せっかく上がるようになった肩が、2週間空いたらまた同じところで止まる——これは実際によく起きます。

そしてその日の状態に合わせて内容を変えること。腫れが残っている日に無理に広げれば痛みが強くなりますし、かたくなってきた時期に守ってばかりでは範囲が戻りません。今どの時期にいるのかを、こまめに確かめながら進めます。

お医者さんの確認も、並行してお願いしています
交通事故で来院された方には、はじめに「月に1回は、お医者さんにも体を見てもらってください」とお伝えしています。
補償のためというより、お体の状態を医学的に確認していただくためです。関節は、画像でないと分からない損傷が隠れていることがあります。
いつ行けばよいか、どう伝えればよいか迷われたときは、いつでもご相談ください。
通い方について

当院で交通事故の施術を受ける5つのメリット

通院を続けられるかどうかで、回復の経過は変わります。当院に通っていただいている方に「来てよかった」と言っていただけるのは、だいたいこの5つです。

1
その日の状態に合わせて、毎回ケアします
動かせる範囲も、痛む向きも、日によって変わります。手技や電気施術を組み合わせて、その日の体に合わせて調整します。
2
予約制なので、待ち時間がほとんどありません
痛いときに待合室で長く座っているのは、それだけでつらいものです。ご予約いただければお待たせしません。
3
夜20時まで受付。土曜も営業しています
仕事帰りにそのまま寄れます。「通えないから」で間隔が空いてしまうことを防げます。
4
保険会社とのやり取りも相談できます
「こう言われたけれど、どうしたら」——その場で聞ける相手がいるだけで、負担がまったく違います。
5
提携病院をご紹介できます
画像での確認が必要なときは、必要に応じて紹介状を作成します。病院探しからお手伝いします。
当院の特徴内容
お見舞金最大20,000円を支給しています
窓口負担自賠責適用で0円。立て替えも不要です
待ち時間ご予約いただければ待ち時間0で対応します
病院との併用通院しながらのご利用が可能です
施術者国家資格保有者が担当します
受付時間交通事故の方は夜20時まで。土曜も営業
駐車場店舗裏に6台(終日利用可)
※お見舞金には条件があります。詳しくはお問い合わせください。

よくあるご質問

Q. 事故で首をやったのに、なぜ腕や足が痛むのですか?
A. 2つの道すじがあります。ひとつはその関節そのものをぶつけたりひねったりして傷んでいる場合。もうひとつは、腕や足に向かう神経が首や腰から出ているため、そこで神経の通り道がせまくなって、はなれた場所に痛みやしびれとして出ている場合です。
Q. ひざを触ってもらっても変わりません。
A. 首や腰から来ているタイプかもしれません。その場合、痛む場所をいくら触っても変わりません。押して痛い場所がはっきりしない、しびれやだるさを伴う、首や腰の向きで症状が変わる——こうした特徴があれば、見るべき場所は背骨のほうにあります。
Q. レントゲンで「異常なし」と言われました。
A. レントゲンに写るのは主に骨です。靭帯や関節を包む袋の傷み、神経のまわりの筋肉のこわばりは写りません。異常なしと言われた方こそ、動きと押した反応を確かめて何が起きているかを切り分ける必要があります。
Q. 痛いので動かさないようにしています。これでいいですか?
A. 動かさない期間が長いほど、関節の動く範囲は戻りにくくなります。とくに肩とひざは数週間で差が出ます。けがの直後の対応は長く安静と教えられてきましたが、2012年に「安静」を「適切な負荷」に置きかえるべきだという提案が出されました。守りながら、その時期に見合った範囲で動かしていきます。
Q. 肩が上がらなくなってしまいました。今からでも戻りますか?
A. まず今どこまで上がるのか、どの向きで止まるのかを確認させてください。時間が経っていても、かたくなった周囲からゆるめて範囲を広げていくことはできます。自己判断で諦める前にご相談ください。
Q. しびれがあります。整骨院で見てもらえますか?
A. しびれの出かたと、首や腰の向きで変わるかどうかを確認します。神経のまわりの筋肉のこわばりが関わっている場合は施術の対象です。画像での確認が必要と判断した場合は当院から提携病院への紹介状を作成します。
Q. 事故のあと少し経ってから痛みに気づきました。今からでも見てもらえますか?
A. はい。首の痛みに気を取られて、あとから肩やひざの痛みに気づく方は多いです。まず状態を確認させてください。
Q. どのくらいのペースで通えばいいですか?
A. 関節の動く範囲は、広げても間が空けばまた戻ります。肩が上がるようになっても2週間空くと同じところで止まる、というのは実際によく起きます。お体の状態を見ながら、その都度ご相談して決めていきます。
Q. 病院に通いながら、こちらも利用できますか?
A. はい、併用いただけます。当院では月に1回はお医者さんにも体を見ていただくようお願いしています。関節は、画像でないと分からない損傷が隠れていることがあるためです。
Q. 窓口でお金を払う必要はありますか?
A. 自賠責保険が適用される場合、窓口でのお支払いは0円です。施術費は保険会社から当院へ直接支払われるため、立て替えもあとからの精算もありません。

痛む場所と、原因のある場所は違うことがあります

  • むち打ちの方の75%に肩の痛み。事故のケガは首だけではありません
  • 腕や足の痛みには2つの道すじがあります(関節そのもの/首や腰から)
  • どちらなのかで、さわる場所が変わります。切り分けにいちばん時間をかけます
  • 動かさないでおくと、動く範囲が戻らなくなります。とくに肩とひざ
  • 安静にするだけではなく、その時期に見合った範囲で動かしていくことが必要です
  • 痛むところは最初に全部お伝えください。記録があるほど話が通ります
紺のスクラブを着たBTG整骨院のスタッフキャラクターが手のひらで案内している様子
「ひざが痛いのに、ひざには何もない」ということが本当にあります。
おひとりで判断しなくて大丈夫です。まず確かめさせてください。
まずはお電話ください。ご相談は無料です
電話で相談する 0568-70-2801LINEで相談する(無料)
受付 平日9:30-12:30 / 15:00-20:00 土9:30-13:30
※交通事故の方は夜20時まで受付可能
参考にした研究・資料
  • Farrell SF, et al. The symptom profile of people with whiplash-associated disorder – A mixed-method systematic review. Musculoskelet Sci Pract. 2024.
  • Farrell SF, et al. Nerve pathology and neuropathic pain after whiplash injury: a systematic review and meta-analysis. Pain. 2023.
  • Bleakley CM, Glasgow P, MacAuley DC. PRICE needs updating, should we call the POLICE? Br J Sports Med. 2012;46(4):220-221.
もっと詳しく知りたい方へ
BTG整骨院 春日井院
〒486-0807 愛知県春日井市大手町4-5-8
TEL 0568-70-2801
受付 平日 9:30〜12:30 / 15:00〜20:00 土 9:30〜13:30
日曜定休・祝日は通常営業(第二・第四月曜は定休)
駐車場 店舗裏に6台(終日利用可)/店舗前に共有駐車場あり